「ネイティブ」とは

英語の話になるとよく「ネイティブ」という言葉が出てきます。

でも、そもそも「ネイティブ」とは何を意味するのでしょうか。

定義は、「ネイティブスピーカー」「ネイティブレベル」の二つに分かれると思います。(通常「ネイティブ」だけの場合は前者を意味すると思いますが。)

 

定義(※あくまでも僕の意見です)
  • 「ネイティブスピーカー」

まず、「ネイティブスピーカー」の意味はシンプルです。

その言語を母語として身に付けた人のことです。 

  • 「ネイティブレベル」

「ネイティブレベル」とは、母語かどうかは問わず、その言語の平均的なネイティブスピーカーと同じレベルの言語・文化知識を持ち、ネイティブスピーカーと難なくコミュニケーション(話す・聞く・書く・読む)ができるレベルと言えるでしょう。

僕の場合

僕も「英語ネイティブですか?」と聞かれることがあります。

いつも同じように答えますが、僕は英語のネイティブスピーカーではありませんが母語は日本語のため)、ネイティブレベルではあります

認められないことも

僕は日本人なので、僕の英語がネイティブレベルとは信じてもらえないこともあります。例えば多くの翻訳会社は「英訳はネイティブ(スピーカー)限定」という条件があり、僕にチャンスさえくれませんでした英会話教室ネイティブ講師のみを募集したり、日本人講師とネイティブ講師で区別するケースが見られます。仮に僕が英会話講師の仕事に応募して「僕はネイティブレベルです」と伝えても、教室側は誰も信じてくれないでしょう。

確かに非母語がネイティブレベルに達することは多くありませんし、特に日本語と英語は言語的・文化的にかけ離れているため英語がネイティブレベルの日本人は非常に少ないのが事実です(帰国子女でもあまりいません)。そのため、僕みたいな人がいると「本当に英語がネイティブレベルなのか?」と疑ってしまうのでしょう。

ですが、実際僕にとって英語はネイティブレベルどころか、子供の頃から第一言語(一番得意な言語)になっています。今も明らかに日本語よりも英語のほうが得意ですし、翻訳も英訳しかできません。

また、アメリカ人など英語のネイティブスピーカーにも、僕の英語は「(普通の)ネイティブスピーカーよりも上」と言われたりもします。

なので、どうせ疑うのなら僕の日本語の方を疑ってほしいですね(笑)

「ネイティブのみ」という条件について

翻訳にしても英語教育にしても、「ネイティブのみ」という応募条件を設けている会社が未だにあることは残念だと思います。そのような条件は、「日本人は上手く英訳できない」「日本人はネイティブスピーカーと同じレベルにはなれない」のような先入観だけを根拠にしているためです。

実際、多くないとはいえ日本人でもネイティブレベルの人はいますし、その数はグローバル化に伴い増えると思います。必要なスキルを持っていれば高いレベルで英訳や教育ができるので(逆に、ネイティブスピーカーだからといって上手くできるとは限りません)、「国籍」ではなく「実力」で適格者を決めるべきではないかと思います。

なので、ぜひ日本人の人材にもチャンスを与えてほしいですね。