英語力とは:文法編②

次に、「正しい文法」だけでなく、文法の微妙な違いにも気を付けなければいけません。 

 

例として前置詞 at in を挙げてみます。 

これはまず、どちらかしか正しくない場合が多いです。

例えば I live at Japan. は文法的に間違っています。

正しい言い方は I live in Japan. です。

(よくSNSなどであらゆる場所や地名の前に「@」を入れているのを見ますが、at はどの場所・地名にも使える単語ではありません。)

 

でもそれより難しいのは、atin のどちらでも文法的に正しいものの、どちらを使うかによって文の意味が変わるケースです。

 

例:

I’m in the hospital.(→患者として病院で治療を受けているという意味合い)

I’m at the hospital.(→病院を訪れているという意味で、患者とは限らない)

 

He plays baseball in Arizona.(→彼はアリゾナ州で野球をしています。)

He plays baseball at Arizona.(→彼はアリゾナ大学の野球選手です。)

 

このように、微妙な違いにより意味が明らかに異なることもあります。

 

今までも僕はツイッターで小さな違いによる意味の違いを紹介してきました。

冠詞の有無に加え、単数形・複数形ハイフンの有無’s の有無アポストロフィーと大文字などによる違いをつぶやいてきました。

 

英語のテストではいくつかの選択肢から文法的に正しい答えを一つ選ぶ穴埋め問題がよくあります。そのような「正しい文法 vs. 誤った文法」を比べる問題だけでなく、僕のツイートのように両方とも文法的に正しい二つの文を提示して「AとBの意味の違いを説明せよ」という「正しい文法 vs. 正しい文法」を比べる問題があったら、本当に鬼のようなテストになるのではないかと思います。

まとめ

文法の話はここまでにしますが(紹介できたのは文法のほんの一部だけですが)、要点としては:

・文法に厳格なルールはあまりありません。ケースごとに考える必要があるため、ルールだけで学ぶには限界があります

・文法が正しくても、言葉の微妙な違いにより意味が変わることもよくあります。

・文法を完全にマスターするには、長い間英語に触れて、莫大な量の英語をインプットして習得するしかないと言えるでしょう。(僕が文法は学ぶものではなく慣れるものだと考えているのは、このためです。)